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夏のあいだ南の窓をカーテンしてくれていたヘチマ。

今年もヘチマ水を採りました。

中秋の名月、秋の満月が採り時という習わしだけど
その晩は台風が渡っていったから
2日遅れのヘチマ仕事。

ヘチマの茎に鋏を入れて
ヘチマ水を瓶へ。

一昼夜集めたヘチマ水はホウ砂を煮溶かし
グリセリンとエタノールを合わせて
ゆっくり ろ紙をくぐらせます。


化粧水いらずの夏から
ドライな秋のはじまりへ

ちゃーんと体が欲する時期に
緑の実りもめぐってくる。
うまくできてるもんだなぁ。

ばぁばのばぁばのもっと以前から
くりかえされてきただろう
季節の手仕事。


ろ紙を重ねたジョウゴからぽたりぽたりと水の音。
今朝はそとも雨音とポタリ。


写真はキアゲハの幼虫。
寒くなってきたけど上手に孵ったかなー。

こんな緑のひかりの傘があったらいいなー。
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満月を見送って3日目。


むかしむかしから
中秋の名月の日
生育中のへちまを土から50㎝くらいのところでカットして
ぽとりぽとりと茎から溢れるエキスを一升瓶で受け
採れたへちま水でお化粧水にしてきたそうな。

わたしもそれに習って 今年も肌水をこしらえた。


むかしながらのレシピ。
材料は へちま水 植物性グリセリン エタノール ホウ砂。

ろ紙を切らしていたから
地元のちょっとさみしくなりつつある商店街の小さな薬局に行ったら
白衣のおじさんが ひょいと出してくれた。

ドラッグストアとかホームセンターには取り扱いがなくて。

こういう かゆいところに手が届く感じがうれしい 地元商店。小商店。





白い ろ紙をくぐりぬけて滴る雫おと。


虫の音と
だれかさんの寝息。(いびき?)


今宵も深呼吸の魔女時間。


この時期になると
夏の間ほったらかしの お風呂上がりのお肌が
ツッパリはじめるからおもしろい。


へちまの実 熟して
月 満ちて
わたしの肌 乾く。

へちまの潤いもらって
わたし潤う。
ここちいい。

星の水はいつもおんなじ分だけ
わたしを満たしたり
月に引かれたり
雪になって舞い降りたり
一杯のコーヒーになったり。

あっちにいったりこっちにいったり
カタチをくるくるかえて
でも 
そこにあるだけ。
それがぜんぶ。









こんなことばっかりしてるから
ちっとも手元はすすまないのだけれど

こんな時間もいいものだ。



梅のかおり部屋中に。


ようやくようやく漬け終わった梅ジュース。

毎日 瓶を眺めては
暑い夏の日を まっている。


今日みたいな 雨の日は
大地がよく昼寝する。(ような気がする。はは助かる。)

湿り気のベールがここちよいのかな。


今日は紫蘇ジュースも煮出しました。

くらくら大鍋 魔女時間。

仕上げのクエン酸をいれるのは
和葉が帰ってきてからの お楽しみにとっとこう。

鮮やかなボルドー。待ち遠しい。

魔女かぁちゃん 腕の見せ所。うふふ。





今年もできました。
ヘチマ肌水。

夏の間 窓辺の日よけとして活躍してくれたみどりのヘチマカーテン。
(後半 虫さんに食べられ
 とっても繊細なレースのカーテンと化していたけれど・・・)

中秋の名月の日
茎をカットして ヘチマ水を採りました。
そして肌水にしあげました。



お彼岸のころ 河川敷にいっせいに花開く 彼岸花。

夏の間 化粧水さえ欲しなかったわたしのお肌も
決まってこのころ つっぱりはじめる。
うまくできてるもんだなぁ。

さて 川に海に 夏の燦燦の日差しを浴びたお肌。
ヘチマさんの潤いを すこしわけてもらうとしましょうか。


へチマの実がタワシになるのも 楽しみに。



きのう しとしと雨の中、長靴をはいて 有機の会の朝市にいっていました。
端境期をすぎて 少しずつはなやかになってきた朝市。
生き生きとしたお野菜とともに こんなにかわいい梅をもとめました。

今年も梅の季節の到来。
ずっしりと笊にあけるとなんともあまい いい香り。

このまんま ほっこり幸せなおいしさをビンにぎゅっと詰めて
時とともに大事にだいじにいただくこと。

塩漬け(梅干し) 砂糖漬け(我が家は主に甜菜糖と黒砂糖で梅シロップに) 
味噌漬け(梅酢味噌)
あとは三河みりんにつけて梅酒がわりに・・・

昔から 時のめぐりに合わせて繰り返しくりかえし 伝えられてきた
まめまめしい暮らしの手仕事 保存食。
知りたいなぁ  繋げたいなぁ と思うのです。

食物を腐敗から守り大事にいただこうとするその知恵と時間に
実は わたしや家族の根本が育まれ 守られているような気がするのです。


今年の梅仕事は梅シロップ作りから・・・。

ファインダーの向こうには 小さな模倣者が・・・
ちびっこ娘の記憶にも 6月は雨土煙る匂いと 梅のあまい香りが残るかしら・・・。


浜名湖の北、細江町に越してきて一番驚いたこと
それは 風の強さ。

気持ち良く干したシーツはバッサバッサとひるがえり
ちびっこ娘のTシャツハンガーは軽くてひと吹き あえなく着地・・・

思わず本棚の奥から宮崎駿さんの「風の谷のナウシカ」を引っ張り出し
読み返してしまうほど、風のパワーを感じたのでした。

飛ばされた洗濯物をブツブツ拾うわたしを見かねて
今日はオット川村が 物干し竿を針金で細工してくれました。

これできっと大丈夫。  小さな工夫がこんなにうれしい。。。
明日は晴れるといいのになぁ。。。


大好きな枇杷の実をいただきました。
やわらかい黄色のこのコロンとしたかたち、
何ともかわいらしい・・・。    ・・・食べちゃいますけど・・・

小鳥のついばんだあとのあるのが一番甘くておいしいのです。


引っ越して間もない我が家には、まだ枇杷の木がありません。

枇杷が甘い実をつけたように
小鳥が種を運ぶように

わたしもその環にのって種を運んでみたいと思います。


写真は枇杷の実と、毎年漬けている枇杷エキス。

以前暮らした岐阜の古家には大きな大きな枇杷の木がありました。
見渡せばユキノシタもスギナもドクダミも・・・
暮らしに寄り添う薬草は、すぐそばにありました。
まさに庭は薬箱。

あおあおとした草木に包まれた安心感
植物のちからをかりる小さな暮らし
それがわたしたち蒼蒼舎の根っこです。


この時期は実をおいしく頂いて、
冬の大寒のころ、濃い緑の葉をエキスにして常備薬に。
めぐる季節にあわせて
御馳走様ありがとうの日日を。。。
                                                                      みほ
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プロフィール
HN:
雨土みほ
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性別:
女性
自己紹介:
雨土 amatsuchi      川村美保

枇杷エキスをつくる人。
09年静岡県浜松市に移り住む。
ばぁばやそのまたばぁばたちが日日つないできた手仕事を知りたいと思っている。
もちろんおいしいモノには目がない。
特技は素潜り。

オットー川村佳吾 蒼蒼舎という名前でお庭のお仕事をしています。  
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