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今年もこの季節がやってきた。

庭のドクダミを刈って
去年のトウガラシも刻んで
ニンニクもみじん切り。

瓶に入れて
木酢液を回し注げば
あとは時間の魔法に任せるだけ。

3分クッキングのレシピのようだけど
やっぱりこれも お召し上がりいただけません…。
植物のための自然農薬です。

出来上がりはまるで美味しそうなチリソースのようなのだけども。







蒼蒼舎ではお庭のお手入れのお手伝いの際
化学農薬ではなく このような自然農薬を用います。

ニンニク・トウガラシ・ドクダミ・アセビ・ごま油
石鹸・木酢 竹酢液…などなど
自然素材をつかって、虫の嫌いなにおいをつけたり
膜を張って卵を生みつけにくくしたりして
木々の育ち良い環境作りを助けます。





こうしてひさびさの魔女時間。
ちび魔女もいっしょに明るい午後の魔女時間。

こうして手を動かし始めると
しばらく縮んでいた 暮らしの根っこがもぞもぞと動き出す。

もぞもぞと踏ん張りを効かせはじめると
少し前の ひきこもり期に
頭のてっぺんから注がれてた
あったかいものにようやく気付く。

実家のサポートに 友のことば
家族のこと。



やっぱり楽しい魔女時間。
今夜はひとりお鍋に向かう。

一年分の紫蘇ジュースをことことします。

 

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「無農薬で庭づくり」や「虫といっしょに庭づくり」の著書で知られる
曳地ガーデンサービスの曳地トシさんハルさんのお宅におじゃましました。

ご自宅兼オーガニックガーデン協会のモデルガーデンでもあるお庭を
リフォームされるとのこと
作業の助っ人にと蒼蒼一家 埼玉県へ車を走らせました。
(ちびっこ娘とわたしは今日もひっつき虫。。。)

今回は2度目の訪問ですが到着早々
笑顔で迎えてくださったトシさんハルさん。
早速 庭師たちは作業の開始です。

トントンカンカンドスンドスン。
リズミカルな作業の音が響きます。

ちびっことわたしは早速探検隊。

母屋から長くせり出したデッキスペース。
草屋根の作業小屋に
レイズドベッド(地面より高い所に作った持ち上げ式の花壇)。
動線を考慮した水場。
(お庭の中央に設けることで隅の木々までの距離が短縮され
 重たいホースのやりくりが楽に。)
餌いらずで その中でひとつの生態系を成す睡蓮鉢の金魚たち。

心地よく過ごすためのやさしいデザイン。

それらは住まいの一部であり外と内を繋ぐ憩いの場。
繋がるお庭。

たとえば、生ごみはコンポストへ。
洗剤はなるべく環境負荷の少ないものを。
薪ストーブで温まった空気は洗濯物の乾燥に。

暮らすことの選択 ひとつひとつを
少しだけ 心地よいほうに繋がるように。

そんな暮らしの一部が
オーガニックガーデン。

こっちでいいよ と歩く道を納得できた2日間。

おいしいご飯を作ってくださったタロット占い師のキラナさん。
快く迎えてくださった曳地ご夫妻。
各地から集合した庭師のみなさん。
ちびっこ娘のちょっかいをこらえてくれたにゃんこたち。
楽しい2日間をどうもありがとうございました。


最後に
トシさんの言葉から~

「たとえば、日本中の庭で、一人ひとりが一本の木をオーガニックに育てれば
 何百万本にもなり、それは大きな森に匹敵します。

 そう―私たちは庭から、自然の営みについて、多くのことを知ることができますし
 自然のしくみ(生態系)を知ることによって、身のまわりの環境を
 安全・安心・健康なものにしていくこともできるのです。」



たまたま連れ合いが庭師だった わたし。
実は そのたまたまが とってもラッキーな星のモトだったのかもと
思う今日この頃。

さて。今宵も魔女時間は枇杷しごと。。。


きのうはお庭の小さな畑でレモングラスを収穫しました。
この夏 小さな畑で一番元気だったレモングラス。
生葉にお湯をそそいでハーブティーを楽しみました。

地面から15センチくらいをざっくり切りとったレモングラス
さっと洗って部屋の中に入れると
涼やかなレモンの香りに包まれました。
あ~しあわせ。

その後は 紐で束ねて日陰干し。
寝室の隣の廊下にぶら下げたら
夜は稲のような青い香り。

草むらに寝っ転がった時のような
ちょっと懐かしい匂いで目が覚めたのでした。

7bf753c6.jpeg

























もうひとつ 落花生の収穫を。

地中から引き上げると
ご覧のとおり。
うれしい実が!
葉物野菜ももちろん好きだけど
こうして土の中でむくむくと成長し 最後に顔を見せてくれる
お芋や人参 根菜たち。
こころ惹かれるのは なぜかしら。。。

花を落として実を結び いのちを繋ぐ落花生。

いただきます。                合掌     
128449ee.jpeg

























雨の間の夕方
オットーとお庭に出ていたちびっこ娘の大きな声がきこえました。

「かあちゃ~ん!い・く・ら~!」

わたしの頭の中は「?・?・?」

ちっちゃなお手手をのぞくと
色んだミニトマトと 立派に育った 「オクラ」。

「?」が「!」にかわって
オットーとおなかを抱えて大笑い。

その後 なんど言いなおしても 「イクラ」 だと言い張るちびっこ娘。
蒼蒼家の小さな畑では 
この夏オクラはイクラと呼ばれつづけることになりそうです・・・。
587099ff.jpg

























小さな畑を見回しました。
どうにも葉っぱに元気がない・・・
カボチャのおおきな葉っぱにも白い斑点・・・うどんこ病かしら・・・

そこで、お酢スプレーを作ってシュシュッと葉っぱたちにふきかけました。

お酢はいわば酵素の力を借りてできた穀物のエキス。
葉面にふきかけると、葉が引きしまってテリがでます。
カビの増殖を抑える力が強く、
害虫もこの匂いが嫌いらしく 寄り付きません。
なんたって穀物のエキスです。
希釈する濃度さえ間違わなければいくらかけても大丈夫。
(25倍~50倍に薄めます)
もちろんちびっこ娘だってさわれます。

シュッシュッッシュ。
たっぷりたっぷり葉っぱにふきかけて
少しだけお野菜の周りの雑草を取り除きました。
元気になってくれるかな・・・

今朝までの雨で湿った 土の匂い。 楽しい時間。

ひとりでもくもくと遊んでいたちびっこ娘に目をやると・・・

ポケットが満杯。
あああ まだ青いプチトマトまで・・・まいっか。

それでもうれしいちびっこ娘のはじめての収穫でした。。。


 おう なつだぜ
 おれは げんきだぜ
 あまり ちかよるな
 おれの こころも かまも
 どきどきするほど
 ひかってるぜ
 おう あついぜ
 おれは がんばるぜ
 もえる ひをあびて
 かまを ふりかざす すがた
 わくわくするほど
 きまってるぜ



赤く色んだトマトを収穫するために小さな畑を見回すと
小さな小さな かまきりりゅうじ の姿がありました。

小学校の国語の教科書に載っていた
工藤直子さんの大好きな詩。「おれはかまきり」

カマキリに遭遇するたびに やっぱり
あ!りゅうじだ!と思うのです。

…小学生のころの記憶ってあんがい色鮮やかだ。

まだまだ小さいこどものりゅうじ。
それでも立派なカマをもっています。
その容貌に荒くれ者だと思われがちなりゅうじですが
普段はのっそりのっそり歩きます。(時々飛び立つので要注意…)
縄張り争いに敗れたほうのりゅうじは
カマを担いでそそくさと退散します。
そんな姿に なんだか憎めないやつだなぁとおもうのです。

しとしと雨の今夜は葉っぱの下で雨宿りかしら…
こんな夜はとくに
「おう なつだぜ!」
って元気にカマをかざして挨拶する日が待ち遠しいな…。



ゆうべ、みんなが寝静まったあと
台所の小さな灯りで ことことと
ひさびさの魔女時間をたのしみました。

ニンニクをみじん切りに、鷹の爪とお庭のドクダミはざく切りに。
これを木酢液に漬け込んで。

何だかおいしそうに見えますが残念ながら食べられません。

お庭の緑が虫たちにムシャムシャ食べられるのを防ぐために
これを希釈してスプレーします。 いわゆる自然農薬です。

小さな虫たちが若葉をもとめてむくむくと動きだす季節。
・・・
アブラムシの大発生にも 理由があると思うのです。
たとえば、アブラムシを捕食するテントウムシが減ってしまったり。
それにもきっと理由があって。
そうしてすべては繋がっていると思うのです。

もしかしたら それは不調和を知らせるシグナルなのかもしれません。
調和を保つためのステップなのかもしれません。
ちょっとバランスおかしいですよーって
教えてくれているのかもしれません。

そう考えると、わたしたちがむやみに手をかける領域ではないような
そんな風に思えたりもするのです。

でもね。。。
やっぱり ピーマンの若葉が、白い小さな花が
ムシャムシャ食べられちゃったら悲しいのです。
桃の葉が食べられちゃったら 悲しいのです。ハイ。

なので なるべく負荷の少ない方法を選んで
害虫たちを防除したいと思うのです。

もちろん化学農薬のように効果が瞬時にあらわれるわけではありません。
でも 化学農薬のようにそこに住む益虫(アブラムシを食べるテントウムシや
クモなど)も一緒に殺してしまうこともありません。

・・・今日のところはお引き取りを・・・
そんな気持ちで害虫たちとつき合うために
自然農薬を作ります。



どうしてかしら
静かな雨音だけの夜 ひとり魔女のようにことことと
お薬を作るこの時間が こんなに楽しいのは・・・。


小さなお家のお庭に小さな畑をつくりました。
だいたい畳6畳分ぐらいの小さなスペース。

もともとが砂のさら地だったため、
以前解体したお家の柱材を再利用し花壇のように
枠をつくってもらいました。そこへ土を・・・。

ちょうど柱材の部分は平均台のようで
ちびっこ娘やご近所のお友達のかっこうの遊び場です。
おやつの時間もちょうどいいベンチです。

うらのばあばさま(わたしの畑のお師匠。そういえば以前暮らした岐阜でも
お師匠はおとなりのばあばでした・・・)は時々やってきて
よっこらしょっと柱材に腰かけてトマトにお話ししてくれてます。

土を入れるために枠を組んで、高さがついて、
それが椅子になり 机になって 遊具にもなって
その上 土がより近くなって。。。

憩いの場所がひとつ増えました。



もうじきキュウリが食べごろ。トマトも色みはじめた。
おナスもちびっこがころころと。キクイモもぐんぐん背を伸ばし。
ヘチマにひょうたんは少しずつ緑のカーテンを紡いでる。

なまけものの管理人をよそに
小さな畑の生き物たちは せっせと太陽浴びて せっせと雨をうけて
なんだか楽しげにがやがやしているようです。。。
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雨土みほ
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女性
自己紹介:
雨土 amatsuchi      川村美保

枇杷エキスをつくる人。
09年静岡県浜松市に移り住む。
ばぁばやそのまたばぁばたちが日日つないできた手仕事を知りたいと思っている。
もちろんおいしいモノには目がない。
特技は素潜り。

オットー川村佳吾 蒼蒼舎という名前でお庭のお仕事をしています。  
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