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夕方 浜松の茶房日々さんにおじゃましました。

未舗装のがたがた道のさき
木々の合い間から あたたかな灯りが迎えてくれました。



かわらぬ笑顔で迎えてくださるオーナー。
緑とともに息づく50年の住まい。
その一室で
暮らしのお道具のいくつかをご紹介いただきました。

思いという名のエネルギーをうつしたお道具を
後世につなぐこと
それは 暮らしを形作る立ち居振る舞いを
伝えるということ。
「縦糸を繋ぐこと」

オーナーの温かなまなざしとお言葉に背すじの伸びる思いでした。


庭の青い光をうつした窓辺のお席でいただいたスイート。
秋日和 丹精込めて育まれた林檎のタルト。
しみじみとおいしいご褒美の味。
あしらわれた真弓の美しいカタチ。


ちびっこにもおしみなく ほんとのことをお分け下さる
この時間。空間。


外に出るとさわさわと木の葉を揺する雨の音。
やさしい音を聴きながら帰途につきました。
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4228acf0.jpg


























せっせと焼き菓子作り。
オーブンからはおいしい香り。

カリカリドロップクッキー
サクサク胡麻スコーン
しっとりシフォンケーキに
もひとつサクサクピーカンナッツビスケット。
きのうはたくさん焼いてみた。


オットーに
「たのしいの?」って聞かれて  はたと考えた。
「うん。たのしい。」

どうしてたのしいのか考えた。

やっぱり好きなんだなと 行きついた。

好きなことで近しいひとが喜んでくれるなんて
こんなに素敵なことはない。


おやつは小さなご褒美タイム。
ゆるーりやさしくリラックス。
ごはんの間の一呼吸。

しみじみとほっこりおやつができるといいな。


夜はおふとに入ってこてん。
ちびっこ娘と一緒に寝てしまうので
早目に目覚めた今朝は魔女時間。

ツンとした冬の空気の 朝の台所。
大きなたらいに湯を沸かし 保存瓶を煮沸消毒。

舞い上がる湯気に包まれて
くらくら踊る小瓶たち

青い光の静かな朝。

今日は5回目の結婚記念日。
去年は二人揃ってすっかり忘れ
数日後に大笑い…泣

なんてことはないのだけれど
ただの節目なのだけど
今日はうれしい記念日の朝。


秋晴れの日。
カフェ爾今のお二人と布葉土(服作家)のお二人と蒼蒼一家
荘川へ紅葉狩りへ出かけました。

ゆく道の景色は それはそれは美しい紅葉で
こうして厳しい冬を越すために わが身の一部を土に還し
春を待つ様の潔さに すがすがしい気持ちになったのでした。

寒さゆえのぬくもりの色。
寒いけどあったかい。
笑いの絶えない旅でした。



「雨 どこからきたのかねぇ…」



今朝も カーテンをぴらぴらさせながらちびっこ娘がつぶやいた。


川の水も海の水も大地の水も
みんな旅の途中で
蒸発しては
天に昇って雲を成し
風にさらされ舞い降りる。

ヒトもおおかたは水でいて
その水もやっぱり旅の途中でいる。

「お空からかねぇ…」
とぼんやり答えてから 眺めてみる。


空から 水の玉が降ってくる。
ぱらぱらだったり ざーざーだったり。

…だんだんおもしろく見えてきた。

当たり前の現象も 色眼鏡をはずして
ちびっこメガネでのぞいてみると
ユニークな世界がひろがっていた。


大人たちはたくさん忘れ物をしてきたようだ。
そんなあなたも大丈夫。
みんなにおススメ ちびっこメガネ。笑


素敵なことを思い出した ありがとうのはじまりの朝。
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岐阜に住んでいたころ通っていたお茶のお稽古。
通った期間は短かったけれど 大好きだったお稽古の日。
10ヵ月ぶりくらいかな。
ひさびさにおじゃましました。

やわらかでいて 静かな空気。
ぴんと背すじの通ったお亭主の佇まい。

静かに息を吐き出して
迎える新しい空気。

ちびっこ娘が生まれてから
すっかり遠ざかっていたけれど
やっぱりうれしいこんな時間。
深呼吸の必要。


お稽古の後は五月に生まれたばかりのお友だちの赤ちゃんを囲んで
みんなほっぺたぽろりんばぁばのよう。。。

ちっちゃなちっちゃな足の裏は
裏なんて呼べません。
もっちもちのお餅のような肌触り。

ほかほかの赤ちゃんのあんよの隣で
まだまだちびっこだと思っていた
ちびっこ娘の日焼けしたあんよは
思いのほかたくましくて
過ぎたとし月をあらためて感じたのでした。



わたしは引っ越しをして  
あるお友だちには赤ちゃんが生まれて  
あるお友だちは結婚が決まって
あるお友だちのお店は15周年を迎えて
行きつけだったパン屋さんの大好きだったメニューがなくなっちゃってたり
通いなれた道だった曲がり角をうっかり通り越してしまったり

かわったことはたくさんあるのだけれど
かわらないあったかい空気があると気づいた日。


cf9fc92d.jpeg

























帰宅後は静岡に引っ越すことを決めた私に
お茶の葉子先生がおっしゃってくれた「お茶どころ静岡でいつでもおいしいお茶を楽しんで!」のことばを思い出して テーブル茶会を開きました。

写真はお土産にいただいた大好物の栗きんとん(わたしの!)を狙うちびっこハンター。
恵那の栗きんとんはやっぱりおいしいなぁ~。
もちろん半分はハンターのお腹の中に…泣。


あれよあれよと日が過ぎた先週。

きのうはひさびさにちびっこ娘と新城のカフェ爾今さんにおじゃましました。
そんなにそんなに日があいたわけではないはずだけど…
気持ちはようやくこれた~でした。

ただいま~とかえる場所。
おかえり~と迎えてくれる おふたり。

ちびっこ娘は今日も畳のうえでぐっすりお昼寝。

わたしはギャラリーで開催中の丸山氏の原画展にじっくり目をおとす。
日々の他愛のない情景がリズミカルにうつしだされたまるやまさんの世界に
今日もやさしい気持ちをいただきました。


目が覚めたちびっこ娘は愛芽さんの野草茶をごくごくごくと活動開始。
お髭のじぃじと長い縁側でボール遊び。

日もとっぷり暮れたころ9sokuさんもくわわって
灯りのあたたかな爾今でたのしいひととき
何かおもしろいことがはじまりそうな
うれしい予感の夜でした。




丸山佳巳イラスト展
2009.10.3(土)~10.25(日)
~色鉛筆で描く、さまざまな花・静物・風景~
カフェ爾今ギャラリーmuni

今週末の土曜日24日は爾今さんのお庭で月に一度の手作り市。
四土市が開催さます。
雨土もヘチマ水とレモングラスをもっておじゃまします。
どうぞおでかけください。


わたしは基本的におくりものが好きだ。

中身は いただき物のお野菜だったり果物だったり
紫蘇ジュースだったりジャムだったり…なんのことはないのだけれど。
それをクシュクシュと新聞か布にくるんで麻糸をかけて
拾ってきた 木の実や種なんかをくっつけたら
ひとり にんまりしてしまうのである。



今日 ちびっこ娘がオットーに小さな白い包みを
プレゼントしていた。
「おみやげ~!」
と こちらもうれしそうに。

びわこさん(我が家の台所の白布巾)に
包まれていたのは お髭のじぃじにいただいた小さなサンダル。
(彼女の大事にしているもの)

白い布に包まれたそれは
なんだかとてもかわいくて
ほっこりあたたかな 小さな包みでした。


包むって 
こうした時間も このあったかい空気も一緒に届けてくれるようで
なんだかやっぱり素敵だな~と
またしてもにんまりな母でした。

夕方
散歩から帰ったおふたりさん。
オットーはローズヒップの小枝を
ちびっこ娘はオットーも知らぬ間に小さなたんぽぽを手にして。

小さな喜びを いったりきたり
そんなやりとりが うれしい午後でした。

さぁ 今夜は初のお鍋だよ~。


台風前日の夕暮れ時
いつもPC講習でお世話になっている晒柿さんから一本のお電話。
ご自宅前のオアシス(長く空家でたくさんの木々が縦横無尽に生息中の場所)
がさら地にされるとのこと
大きな枇杷の木も倒される…
「葉っぱだけでもいかがですか?」とのこと。

ぱらぱら 小雨が降りはじめるなか
蒼蒼一家車を走らせました。

すでに重機で倒され始めている建物に木々。

一枚一枚 大きく育った葉っぱをいただきました。

その日から 洗って干して洗って干して。
魔女時間と言わず ちびっこ娘も動員して
枇杷しごとのはじまりです。

今回ははじめてお茶にしてみようかと思っています。

一本の電話に繋がった
大地の恵みのおすそ分けをいただきました。



写真はおもちゃの鉄琴のばちとジョウゴを組み合わせて
電気の傘をつくる 得意げなちびっこ娘。

そういえば岐阜の古道具やのお友だちのところも
味のある古びたジョウゴがランプシェードになっていたっけ・・・。

こうしたやわらかい感覚をどこに置いてきたのかわたし・・・。
ちびっこ娘に学ぶ母でした。


山のお家に暮らす母から重たい荷物が届きました。
ダンボールいっぱいのヘチマ水と栗の山。

この夏 蒼蒼家でもヘチマを育てていたのだけれど
途中 虫に食べられ
近くに植えられたキクイモにはエネルギーをとられ
すっかり元気をなくしてしまった我が家のヘチマさん。

そんなことを予期してか…
種を託して 育ててもらっていた
実家のヘチマはすくすくと元気に育っていたのでした。


中秋の名月の日
地面から太ももの高さの位置で茎を切り
雨水などが入らないように
切り口を脱脂綿でくるみ瓶の口にさし込みます。

一昼夜で約一升ほどのヘチマ水がとれるのです。
ぽとりぽとり
呼吸するように ぽとりぽとり。

そうして集められたヘチマ水を
ふつふつと火にかけ 
保湿成分を加えて
そーっとそーっとろ過するのです。

ろ紙をくぐって滴る水のうつくしいこと。
耳を澄ますと
ティンティンティン

ぽとりはティンティンティンだったと気づく夜。

雨音と重なる音の連鎖。

台所からはふかした栗の甘い香り。
さて あしたのおやつは栗きんとんか…
ああ マロンクリームも作ってみたい…
幸せな悩みは尽きぬ秋の夜。


ひさびさの魔女時間。
うれしいひととき。

外は少しずつ風が強まってきたよう。
どうか無事にこの台風をやりすごせますように。
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プロフィール
HN:
雨土みほ
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性別:
女性
自己紹介:
雨土 amatsuchi      川村美保

枇杷エキスをつくる人。
09年静岡県浜松市に移り住む。
ばぁばやそのまたばぁばたちが日日つないできた手仕事を知りたいと思っている。
もちろんおいしいモノには目がない。
特技は素潜り。

オットー川村佳吾 蒼蒼舎という名前でお庭のお仕事をしています。  
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